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平成十九年十月廿九日
(Last updated : 2008.4.29)
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Tour

美しき江南4日間

(12)

バスは約10分移動して、13時17分、我々を恵山寺の入口へ運んだ。

太湖の遊覧船の波止場があった錫恵公園は、錫山恵山を園内に持っており、恵山の山麓に位置する恵山寺も、相変わらず公園の中である。 が、熱にうなされていた私は、朦朧としたままバスを降りたので、そこが現在、菊花展を実施している、という事だけが印象に残った。

恵山寺入り口菊花は、中国原産で、およそ3000年の歴史があると推定される。中国では、菊花は高尚堅強の情操を賦与し、民族精神の象徴として、歴来、深く国民の喜愛を受けてきた。 人々は、その清秀神韵(しんいん)を愛し、その、霜を凌いで盛んに開き、西風にも落ちない一身傲骨(?)を更に愛(め)でた。晋代の詩人・袁菘曾が詩にしていうには、 『春の露にも色を染めず、秋の霜にも条を改めず』と。更に著名な田園詩人・陶淵明は、菊を賞する名句を千年の後まで残している。『菊を東の籬(まがき)の下に取り、悠然と南山を見る』

仁王像 中国菊花展覧会は、国内華道界において最大規模で、広範な影響力をもつ花事活動であり、広大な群衆の歓迎を深く受けている。 『菊芸盛典・百姓楽園』をテーマに掲げる第9回中国菊花展覧会は、またもや、江南の名城・無錫にて開幕する。 今回の展覧会は、中国風景園林学会江蘇省建設庁無錫市人民政府の主催で、無錫市園林管理局、中国風景園林学会花壇盆景賞石分会、中国風景園林学会菊花研究会の後援にて、 菊花および園芸事業の発展と繁栄により、群衆生活を豊かにし、百姓情操を陶冶し、大衆文化を発展させ、社会の和階共生を促進する狙いがある。」

前書きはマダマダ続くが、翻訳に疲れたので、先へ進む事にする。

山門には、日本のお寺のように、仁王像が構えている。ただ、カラフルに彩色されている。

鄒忠公祠 入口からの通路には、半円を連ねた形の盆栽の先端に、龍頭をよそおった飾り付けをして、全体で龍が踊っているように設えた両脇に、整然と菊花が植えられている。

左手に「鄒忠公」の祠。いわく因縁は知らない。13時23分「天王殿」という額のかかった山門までは、菊が飾られた中に、鳥のさえずりが聞かれる長閑な道行であった。

御碑亭 天王殿の内部にも、彩色された、厳つい、何とか明王像のようなものが置かれている。

金蓮橋案内碑 その先は「御碑亭」。中国で「御」という字が使われるのは、その碑文が、皇帝の自筆である事を示す。 入口の橋は「金蓮橋」という石橋だが、菊花展のためか、植木鉢を置いて盆栽に覆われている。橋の上の石碑や、周りの石塔も、緑で覆い尽くされている。 金蓮橋 御碑には、清の乾隆の年号が読み取れる。

御碑亭碑文 さて門をくぐって、本堂のような建物の前に出ると、「西蘭?痕」という文字が大きく刻まれている。 ここは方形の中庭のようになっており、四周を建物が囲む。いわく「五観堂」、あるいは「地蔵殿」、かつまた「羅漢堂」山門から右へカメラをスパンしながら撮った写真

羅漢堂 宗派のことはサッパリわからないが、羅漢堂の中央に祀られているのは、観音様、称名は「阿弥陀佛」、左右に、いわゆる「五百羅漢」ともよぶべき仏像が並んでいる。 ともあれ、ここは、日本的な合掌礼拝をするのに適した雰囲気である。

と思っていると、入口から、地蔵殿へ向かって、参拝の行列が入ってきた。どういう宗教的意味付けの行事なのか、チンプンカンプンである。 地蔵堂への行列
天下第二泉碑文

二胡演奏中止 この中庭を出ると、天下第二泉という井戸に案内された。 唐代の茶道の大家・陸羽の命名とか。また、天下第一泉は、あちこちあるが、第二泉は、ここだけとか。 二胡の名曲「二泉映月」の由来地であるそうな。 すぐそばに狭い建物があり、二胡の調律をしていた。生演奏が聴けるというので、ワクワクしながら調律が終わるのを待っていると、 二胡が壊れたので、今日は演奏しない、と。ぎゃふん。

発熱の無錫観光はココまでである。14時少し前に、上海へ向けて発つのであった。

(つづく)


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