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平成十九年十月卅日
(Last updated : 2008.5.4) | ||||||
Tour
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美しき江南4日間 |
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9:18頃、バスは外灘(ワイタン)と呼ばれる、目抜き通りに入ってきた。
戦前の立派な建物が並んでいる。今は主に銀行である。
ともかく、ついたのは、中国茶や茶器の実演即売の店であった。外人観光客用と言って差し支えあるまい。 特に相手は、日本人だろう。 建物に入る前からわかっていた。 なぜなら、1月にも、私は此処に連れられてきたからである。 前回の実演は、中高年の男性で、如何にも茶道の師範のような雰囲気があったが、 今回は、ウラ若きチャイナ・ドレスの女性である。座った位置がテーブルの端だったので、 動画は、客の視点よりも、むしろ、もてなす側の視点で面白く撮れた。 リンクはこちらである。 こちらの画像と併せて、下記の説明を楽しんでください。 今度は、左から右へ時間が経過しています。 「皆さん折角いらっしゃったですから、もし飲みたいのお茶なら、私に言って下さい。 これはジャスミン茶です。(やかんから、球状に固めた茶葉の入った透明ポットに湯を注ぐ)葉っぱだけですから柔らかいですね。 香りは全然強くないです。 日本で売ってるのジャスミン・ティーは、花がはいってあるでしょう。 これは、葉っぱだけです。(蓋に茶葉を載せて一同に見せる。その後、やかんから急須に湯を注ぎ、急須の湯を、全ての茶杯と聞香杯に注ぐ。…器を温めるためか) 日本でよく飲むのお茶はウーロン茶でしょう。 一番クセがないウーロン茶入れて…。名前は鉄観音と言います。皆さん葉っぱの色を見て下さい。 これは今年の秋茶です。新茶、だから色は緑です。 鉄観音茶は、葉っぱが大きい。一回淹れて何回も飲めるです。 そして、発酵がそんなに進んでないから、緑茶とウーロン茶の中間です。 (匙で掬って急須に入れる) 今は、御客様が多いですから、早く飲めるように、多めに入れて…。 鉄観音は発酵させたお茶。だから淹れる時は、必ず熱湯入れて。 もし熱湯入れないと、葉が開かないから、おいしくなれないです。 日本のお茶は、いいお茶ほど、お湯の温度が低いのがいいでしょう。 これはね、100度が一番いい。 1回目は味が薄い。御客様には出さない。御客様には出さないけど、湯呑を温めます。 2回目から飲みます。でも一番飲み易いのは、3煎目から5煎目です。 日本の緑茶は、2回目が一番おいしい。だから日本の方、1回目捨てる時、もったいないですね。 実は、このお茶は1回目入れて、7回目、8回目まで飲めます。 一番おいしいのは、3煎目からです。 細長い湯呑は、これ飲むためじゃなくて、お茶の香りを楽しむために作ったです。 (聞香杯という。これをトングで掴んで、お茶を茶杯に移しながら) 日本の方は、大阪のたこ焼きみたい、と言われるんですね。 鉄観音茶。味はね、最初渋みがある。でも飲めば飲むほど、おいしくなります。 そして、もし血圧が高いのが、続けて飲むと、下がれる。 中国で、いいお茶の判断基準は、色、香りと、味ですね。 今は新茶です。だから、お茶の色は、茶色じゃなくて、金色。 もし古くなると、色がただ茶色になる。味も落ちます。 空の湯呑をね、お湯(の入った聞香杯) にかぶせて、ひっくり返します。 さあ、飲んでください。」 (動画終わり) ここで売られていたお茶は、ジャスミン茶、鉄観音のほか、杜仲茶、プーアル茶、一葉茶であった。 値段は、100グラム120元から180元の間だったか。(記録しておらず分からなくなった) 安くはない。 なぜか、西湖龍井茶は、販売していない。西湖龍井茶は緑茶なので、日本人には、宇治茶などと比べて味が冴えないため、 人気がないのであろうか。 私は、2007年1月に上海空港で買った、75gで60元の西湖龍井茶が、現在も自宅にあるが、かなり残り少ない。 個人的には、後味が何ともいい。 また、2007年1月に、この場所で買ったのは、杜仲茶である。杜仲の樹は輸出禁止らしく、 日本で売られているのは、杜仲の葉のお茶である。だから、日本の杜仲茶と中国のそれは、全くと言っていいほど別物である。 杜仲の樹の茶は、渋みが全くなく、飲み易い。また、ウーロン茶などより、余程、血圧鎮静効果があるように思う。 今回は、プーアル茶を購入した。プーアル茶は、大変、胃に優しいため、 食べ過ぎたり、仕事でストレスがたまっている時などによい。 今回は更に、バラの蕾が大量に入った缶をおまけにつけてくれた。 プーアル茶は香りは地味であるため、バラの香りで花を添えようという趣旨である。 他にも、ウーロン茶の7煎目、8煎目あたりで、香りを補強するのに使っている。 プーアル茶は、賞味期限が無期限であるため、安心して大量購入できる利点もある。 今回は買わなかったが、ジャスミン茶も、香りが、脳を覚醒させる作用があり、気に入っている。 実演の後、店内で茶器を物色した。 小さい急須を買って帰りたかった。自宅では、私しか中国茶を嗜む者がないので、少ない茶葉で濃い香りと味を楽しむには、 小さい茶器が必要だったのだ。 また、日本では、中国茶の茶器は、中々安価には買えない。 ここで、サイズ、形、色、3拍子揃った茶器に目が行く。 すると、雰囲気を察して、先ほど中国茶の実演をしてくれた小姐(シャォチェ)が近寄ってきた。 確か、165元くらいの値段を言ったと思う。2,700円くらいだった筈。 サイズが小さいので、それは高いだろう。 そこで、私は、人民元をきらしていた事もあり、「2,000円に負かりませんか」 というと、彼女は「貴方が買ってもよいと思う一番高い値段はいくらですか?」 と聞き返した。 私は素直に考えてみたが、どう考えても、御当地では、2,000円以上の価値があるはずはない、と思い、 「だから、…それは、2,000円。2,000円なら、買います!」 すると、彼女は明らかに落胆し、上司を呼んで打診する。上司も逡巡している。 しかし、ガイドさんが、そろそろ時間です、と言ってくれて、上司も「もう、さっさと売っちまいなさい」 と面倒そうに答えた。 2,000円が、妥当だったか、安く買えたと言えるのか、私には解らないが、その場の雰囲気を見て、 現役社会人の2人は、「随分、買い叩かれたようですな」と耳打ちした。 だが、値引率を考えると、結局、もっと安く買う事は可能だったのではないかと思う。 その急須には、「茶趣」と題した短い詩文がプリントされているが、一部判読できない。 ともあれ、現在も自宅で重宝している。 (つづく) (1)出発 | (2)中餐 | (3)烏鎮 | (4)紹興 | (5)孔乙己 | (6)紹興酒 | (7)七層塔 | (8)西湖十景 | (9)杭州の夜 | (10)杭州の朝 | (11)太湖 | (12)恵山寺 | (13)地鉄 | (14)中国茶道 | (15)豫園(最終回) |
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