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平成十九年八月十二日
(Last updated : 2007.8.18)
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Tour
18切符2007夏〜風林火山〜
(2) DRALION

平成19年8月12日(日)8時11分。団地のバス停からバスに乗る。 今回は、レンタカーで史跡を訪ね歩くので、荷物は少々重くても、電車の乗り換え等でしか困らない。 しかも、一つは背中にしょい、一つはキャスターを転がして引こずり、一つは肩にかけるので、 腕にかかる負担も少ない。 が、駅まで歩いて20分。この荷物では30分はかかりそう。 因みにマイカーは家族が大阪府の親戚に持って行っている。

電車は8時55分。バスの便は11分しか無く、早く到着しすぎる。 が、事前に18切符を買うのを忘れていた。 最寄り駅は、みどりの窓口の開いている時間が限られるので、 進路とは逆方向の電車で大きな駅に立ち寄って切符を買う必要があった。 因みにその方向へは、定期券がある。 その事を思えば、ちょうどよい便だったのだ。

が、駅につくと窓口は開いており、早々に私は切符を買い求めた。 55分まで時間が空きすぎるので、近くのコンビニで買い物をば。 道中の読み物を持参していない事を思い出し、 難読地名の解説本を買った。780円。思えば結構な値段だが、 結局、ちゃちゃっと一読した後は、その後、 のんびり本を読んでる暇がなくなったこともあってしまいこんだままになり、 旅を終えて荷物を開けてみれば紛失している。

JR西日本の「おでかけネット」で経路探索したのだが、 なぜか、尾道乗換である。ここから福山まで、どこで乗り換えても同じことであろうが。 私は、12分の間隙をついて、地下道から改札を出、 土産物売り場で、おたふくソースをつけて食べる「プリッツお好み焼き味」(6箱入) なるものを買った。

そういう余計なことをしなければ、同じホームに乗り換えの電車は来るので、 「おでかけネット」のプログラムは、そのような要素も計算に入れているようである。 岡山は直通して相生まで行ってくれるので、 私は市販の睡眠薬で無理やり眠ることにした。 が、笠岡あたりで目が覚めてしまう。 4人ボックス席の向かいは、私が知らぬ間に女性2人が座っており、 「るるぶ神戸」を広げている。 正午ころ、岡山駅停車中、さっそく私は「牛肉すき焼き」缶詰を開けてみた。 肉は僅かしかなく、糸こんにゃくがメインである。 しかも、具を食べた後のシロップも胃に流してしまわねばならない。 実のところ、缶詰は、シロップをスープやジュースとしても呑み込めるように 味付けの工夫はしてあるようだ。 そうめんのたれを飲み干すような目に合うことはない。

相生で同じホーム向かいの電車に乗ると、案の定、席は一杯だったが、 出入り口付近の補助席が利用されていなかったので、 立って塞いでいた女性を促し、補助席の椅子を倒して座った。 これはラッキーな事であった。 「るるぶ神戸」の二人は、ドア付近に立っていたが、三宮で降りた。

大阪13:43下車まで、私は補助席で眠っていた。 環状線内回りで弁天町へ。駅前のマクドナルドで、メガマックが売り切れでがっかりしたが、 ダブルチーズバーガを注文した。

隣の家族は、小学生の子が塾で教わった社会科の問題を父親に投げかけていた。 私は答えがわからず、内心あせった。子供は続いて2問目を出そうとしたが、 教わったことをすっかり忘れてしまった模様である。

地下鉄で弁天町から、コスモスクエアへ。 実は、16時からのドラリオン(Daihatsu Dralion Cirque du Soleil)の大阪公演のチケットを購入していた。 A席9000円。 コインロッカーに荷物を置き、まだ時間があるので、駅のデッキから大阪湾を撮影する。 向かいの一角がUSJ らしい。写真では左端である。とにかく屋外(そと)は暑い!暑いが、よい天気だ。

コスモスクエアから大阪湾

撮影は、ほぼ15時。画像にマウスを当てると説明が読めます。また、画像をクリックすると、横幅1200ピクセル程度の大きい画像が見れます。

公演は、新ビッグトップという建物だが、Yahoo!地図の航空写真では、その区画は更地になっている。 できて間もない施設。途中、アステラス製薬の研修センターがある。 何やら新バブリーな、ヒルズ的建物だ。大阪も東京化の趨勢にある。

会場では、娘二人と、義理の姪が既に座って待っていた。 私は「お好み焼きプリッツ」を配った。 で、肝心のサーカスの方だが、気だるいピエロのコントからスタートした。 とはいえ、手の込んだ仕掛けがしてある。全体の35%くらいは、 ピエロのコントに注力している。 ある素人の観客(日本人)が、ことあるごとにステージに連れ出され、 ピエロのコントの犠牲になる。 注意事項を読まされたり、突然、服を脱がされたり、他人事ながら気の毒な事だと思っていると、 その男性は、実は打ち合わせたスタッフだったのである。 うっかり騙されるくらいの綿密な演技であった。

その前にも伏線があり、ピエロが細かい紙片を通路際の観客に、無理やり握らせる。 みな何がしたいのか理解できず、怪訝な様子。 突然、ピエロが、アベックの女性の方を無理やりかっさらい、 ウェッディングドレスのようなものを被せ、腕を組んで通路を進む。 紙吹雪を握らされていた観客は、説明されるまでもなく、ああここで使うのか、と合点して 紙吹雪を舞わせる。

言葉を使わず、観客と、その場の演出が成立したのを見て、「をを」とどよめきが起きる。

さて肝心のサーカスの方だが、 ドラリオン役と思われるライオンっぽい衣裳の踊り子を中心に据え、 彼女は指揮者のように振舞い、サーカス員は、 中国、日本やイスラム圏の芸能を取り入れた、オリエンタルな中にも、 シュールな雰囲気の衣装や装置の中で演技をする。

見た目の芸術的な完成度は評価されるべきだが、 演技そのものの技術レベルは、1月に上海で見た雑技団よりもちゃっちい感じがした。

輪くぐりのあたりがピークだが、そもそも中国の雑技団出身者が支えているような気がする。 縄跳びで締めくくったのも迫力不足だし、最後、何度も引っ込んでは出てきてお別れの挨拶をするところは、 ゲルマン的、あるいは北朝鮮的集団統制をひけらかしているようで、興ざめであった。

上海雑技団は、かぶりつきの席で3900円。現地の入場料金は、その10分の1程度のようである。 A席で9000円は、普通に考えると高すぎる。 なお、A席は舞台に肉薄しているが、横から見ているので、 統制の取れた集団の動きは、真正面から見るように設計されていたと思われるので、 S席で見れば、またずいぶんと印象が異なったかもしれない。

公演は16時から18時半。 私は子供たちを置いて、コスモスクエア駅へ走る。 福原御かミさまは、その妹と、近くのWTCという建物で買い物をしている。

18:39、駅前のコンビニで酸素水を買ったことになっている。 後の行程を考えて、小走りに先を急いでいたが、思った以上に素早い移動だ。

19:30、大阪駅発。米原駅で10分待ち。ここでビールなど買ったようだ。 大垣は5分待ち。名古屋を通過し、金山駅で6分待ち、…と思いきや、 乗るべき22時22分発の電車がない。 私の目的地は岐阜県境の中津川だが、次の電車は土岐市行き、その次は高蔵寺行きで、いずれも中津川に達しない。 時間も遅い。中津川行きの電車はないのだろうか。

そこでホームに佇む人に聞くと、皆、地元ではないからとか、要領を得ない返事なので、 階段を上って改札の駅員に聞くと、時刻表を見て、22時50分発が最終だと教えてくれた。

何が何やらパニクったが、ホームの時刻表を見て合点した。 私はJR東日本「えきねっと」で経路を調べたのだが、日付指定がいい加減だったようで、 平日の時刻表を見ていたのだ。しかし、この時間帯、日曜日のダイヤは違っていたのである。

中津川までの電車は、それでなくても翌日0時4分着だが、途中、トラブルで5分くらい遅れ、 0時10分ごろ漸く到着した。18切符は当日中に着いた駅までなので、 いくらか精算金が発生すると思ったが、駅員が「いい、いい」と通してくれた。

ホテルは駅前にあり、事前にチェックインが遅れることは伝えていた。 着くと、エアコンの調子が悪く、HIGHだと音がうるさく、LOWだと暑いので、300円値引きすると云う。 朝食も要らない、と答えると、更に300円値引きし、結果 3,700円で泊まれた。

さて風林火山紀行を行うのに、なぜ私は中津川に宿泊したのか。翌朝、私はどこへ向かうのか。 続きは次回のお楽しみ。(つづく)

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